適当でのんびりな恐竜。

ECOフリ鯖で蠢いている緑色恐竜の寝言。

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今日買った漫画の感想。

 その漫画の存在を知ったのは、確か三ヶ月程前のことだったはずだ。
 発売日前にインターネットの片隅で見かけたのが最初だから、それで間違いない。
 わたしがその漫画のタイトルと、表紙と、それから作者に惹かれた。

 その作者の描いた同人誌を持っているから、である。
 タイトルと表紙から、その同人誌で感じた作者の好きな部分が、溢れていると感じたのだ。

 けれどその時は、忙しくて、本屋に赴くことはなかった。
 やがてわたしはその漫画のタイトルを忘れてしまった。


 本屋で漫画を漁っていたときのことだ。
 わたしの脳裏にその漫画の記憶が飛来した。が、タイトルが出てこなければ探すことすらできない。
 表紙のイラストだけを頼りに、わたしは探した。
 既に発売から二ヶ月経っており、見つけることは叶わなかった。

 つい先日、わたしはまたもやインターネットの片隅で、漫画のタイトルを見かけることができた。
 今度こそ忘れてなるものか! わたしはタイトルをメモして、本屋に赴いた。
 今回は勝ち試合だ。わたしはそう感じていた。
 その理由は――出版社を把握したからである。

 本屋では大きなジャンルごとに棚が並び、その中で、規則をもって並べられる。
 それは、作者名の五十音順。
 ただ、そこで止まってはならない。もう一つ、大事な規則が存在している。
 
 ――出版社。

 その偉大なる規則が顕著なのが、漫画というジャンルの本なのだ。
 わたしは本屋を巡り、漫画の棚で、出版社を探し求めた。
 一店舗、二店舗、三店舗、四店舗……。
 希望に満ちていたわたしの顔が翳るのは、時間の問題だった。

 もう、駄目なのか。

 諦念しそうになったわたしに救いの手を差し伸べてくれたのは、最近調子の悪いスマートフォンだった。
 わたしは、目撃する――その四文字を。
 それは「よんこま」と読めた。稲妻が走る。わたしはバッと振り返り、改めて本屋に突入した。
 そう、わたしは大事なことを失念していたのだ。

 漫画は、更に細かなジャンルに分類できる。
 少年漫画、少女漫画、青年漫画、成人漫画、BL漫画。
 そして、四コマ漫画だ。
 他の漫画に比べて比較的サイズの大きい四コマ漫画は、書籍の種類の少なさもあり、店舗の隅の方、具体的には攻略本の隣の棚に並べられてあることが多い。
 わたしは四コマ漫画の並べられているコーナーで、求める漫画の出版社を探す。
 見つけた。しかし、目的のタイトルはない。
 次の店舗へ行く。
 これが、最後の希望だ。
 シャバドゥビタッチヘーンシーンなのだ。

 最後の店舗に辿りついたわたしは、息も絶え絶えになりながら階段を昇る。
 疲れていたのだろうか、階段が、まるで電動で動いているような錯覚に苛まれてしまう。
 四コマ漫画の棚は、比較的すぐに見つかった。
 そこの本屋は、出版社名のセパレータが置かれていたため、すぐに目的の出版社が目に留まる。
 安堵の息を吐きかけたわたしは、顔を引きつらせる。

 セパレータから一冊の厚さを挟んだ向こう側に、別の、出版社の、セパレータが置いてあった。

 つまり、この店舗に、この出版社の四コマ漫画は、一冊しかない。
 嘘だろ。こんなのあんまりだよ。
 もし、もしこの囚われた一冊の漫画が、わたしの求める漫画であったのならば。
 わたしは、この体験を、記憶を、ブログのネタにしよう。
 そう強く思い、一歩踏み出した。
 生唾を飲む。

 果たして――
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